体液とは【身体の中にある液体の総称】といいました。身体には3つの体液の流れがあります。それは「血液」、「リンパ液」、「能脊髄液」です。
その体液が十分身体の隅々に行き渡り、、その働きを十分に果たしていれば身体は元気でいられます。身体の60%近くを占める体液が全身を駆け巡り、栄養素(と酸素)を身体の隅々に運び、老廃物を(と二酸化炭素)を体外に排出するために奔走しているのです。
この身体をぐるぐるめぐる機能をそうして、循環系といいます。
私たちの身体は体液を通じて消化管(口~肛門)からの栄養の供給、呼吸器系(鼻~肺)排泄系【腎臓~尿道)とのやり取りが行われます。その為には体液は体内を規則正しく流れる必要があります。
それを確保するため、体液を流す管状の構造や、そこに流れを作るポンプのような機関が存在します。それが循環系といい、3つあります。
循環系の1つは【血管系】です。
血液の通り道である血管と、血液を循環させる役目の心臓などをまとめて血管系といいます。血液は心臓によって加圧され、動脈を通じて全身に送られます。毛細血管に達すると細胞に栄養分、酸素などを渡し、静脈を経て心臓に戻ります。
循環系の2つ目は【リンパ液】血管系と別にリンパ管とリンパ節からなるリンパ系が、やや独立した循環系として存在します。リンパ管を通る体液はリンパ液と呼ばれています。
むしさされがかゆくて患部をかきむしるとは遺書は血が出ますが、そのうち無色透明の体液が出てきます。あれがリンパ液です。
心臓から送り出された血液は。毛細血管に到達すると毛細血管の薄い壁から血漿成分が越されて押し出され、毛細血管の外【細胞間】に絶え間なく血漿成分が細胞間液といわれるものです。
細胞間液が細胞に酸素や背要素を渡す一方で、細胞の代謝によって生じた二酸化炭素や老廃物を受け取ります。その90%ほどが毛細血管に戻ってきます。残った凡そ10%、約2Lほどの細胞間液は毛細リンパ管といわれる官に吸収されます。
申さリンパ管は吸い込み口が広く、バクテリアなどの病原体も容易に通るのです。その為、毛細リンパ管は有害部室専用の通り道になっています。
そしてこの毛細リンパ管を通じてリンパ系のに入った細胞間液が【リンパ液】なのです。リンパ液は毛細リンパ管からもっと太いリンパ管へと流れ込んでいきますが、この流れの中で、途中にある【リンパ節】によってフィルターにかけられて有害物質が破壊されたり、中和されます。
リンパ液の役目は主に老廃物(=体内のごみ)を運ぶことです。老廃物回収と運搬という働きは静脈を通る血液と同じですが、翁違いはごみの大きさです。リンパ管では血管に改宗されなかった大きなごみを運んでいます。また、身体にとって有害な細菌やウイルスなどの物質をリンパ管の途中にあるリンパ節で濾過して、有害物から身体を守っています。リンパ節は全身で800か所以上あるといわれ、中でも鎖骨の上、首、脇の下足の付け根、膝の裏には大きいリンパ節があります。
循環係の3つ目は【脳せき髄液】です。あまり聞かれたことのない名前ですが、脳液とは、頭がい骨と脊柱(=背骨)の中にあって、脳と脊髄を守る液体です。
脳脊髄液は、リンパ液のように無色透明です。弱アルカリ性でわずかに細胞(白血球)やたんぱく質、党を含んでいますが、その濃度は薄く、細胞は約5個/mm3以下、たんぱく質は15~45㎎/dlと血漿中の200分の1程度です。糖も40~95㎎/dlで血糖値の2分の1型3分の2程度となっている。残りの大部分は水です。
脳脊髄液は1日当たり500ml程度作られ、脳と脊髄を潤いながら循環しています。
この駅が入っているところの容積は約90~150mlなので能脊髄液は1日で3~4回入れ替わる計算になります。
能s歴髄液はのうっやせき髄を刺激から守り保護する役割があります。その為、脳脊髄内を常に循環しながら、脳の保護や栄養供給などを行っているのです。
このため、脳脊髄液は、血液、リンパ液に次ぐ第三循環と呼ばれているようです。
脳脊髄液の役割は、脳を【パックに入った豆腐】だとイメージするとわかりやすくなるでしょう。豆腐のパックを壁にぶつけても、中に水があるおかげで、豆腐そのものがつぶれてしまうことはありません。これと同様に、よろけて新間を壁にぶつけても頭蓋骨に大きな衝撃がかかりますが、柔らかい脳は崩れないのは「脳脊髄液」緩衝に役目を果たしているのです。事故やけがで脳や脊髄が損傷しないように、ものすごく大事な働きをしているのが脳脊髄液なのです。
疲れた状態が続いている
気力が続かない
やる気がない
いつもだるい
身体だ重い
こうしたとき、脳脊髄液の生産と循環がうまくいっていないことが多いのです。
深呼吸をしていただくだけでも、脳脊髄液は正常に機能できるようになるのです。