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hirojisan日記1

75歳の老人が書く徒然日記です。

組織や臓器の老化は、細胞の老化と関係している

人体は、200種を超える細胞で構成されている。体の主な機能の老化は、

細胞レベルの老化と深い関係があるといえます。

|細胞に備わる二つの老化システム

心筋の細胞などをのぞ構成する細胞の多くは、分裂を繰り返します。ただし、細胞は永遠に増えるわけではなく、約50回分れるするとそれ以上分裂できなくなる。そのようにあらかじめプログラムされています。何回分れるしたかをカウントする役目を持つのが、【染色体【DNAが折りたたまれている構造体】の末端部分にある【テロメア】です。テロメアは、細胞が1回分裂するごとに少しずつ短くなっていきます。

れロメアがある長さまでに自覚なると、その細胞は分裂できなくなる。また、すべての細胞が、機能維持したまま老化し、寿命を終えるとは限らないのです。紫外線などによってDNAに傷つき、寿命の前に機能に異常が起きる細胞も多いからです。

DNAの傷はある程度修復されますが、損傷がひどく修復不可能な場合は、まだテロメアが長くても分れるを停止させ、細胞死(アポトーシス)を引き起こすなどのシステムは働きます。損傷した細胞をほっておくとがん細胞に変化し、組織や臓器の機能不全を引き起こして命を脅かしかねないからです。

|細胞の老化はがんと深い関係がある

細胞の老化には、細胞周期【細胞が分れるするまでの周期)が深くかかわっています。細胞周期を制御するために、様々な遺伝子が協調して働いています。特にアポトーシスを起こさなければならない、いわば細胞の【緊急事態】の際には、「P53」「P21」「P16」などの遺伝子が連携して働き、強力かつ不可逆的に分裂を停止させます

慶應義塾大学医学部の佐谷秀行教授は、【がん細胞では、分裂周期を制御する遺伝子に差万座マナきずか出来ており、増え続けてしまいます。特に多いのがP16の機能の異常です。現在世界中でP16に機能を回復させる(あるいは別の遺伝子などを機能させる)ことを目標としたがん治療研究が進んでいます。」と話します。

最新の研究により、普通に老化して分裂寿命を終え、そのまま組織や臓器に残存した老化細胞もまた、体の悪い影響を与えることがわかってきた。

【老化した残存細胞は、【SASP】という物質を分泌します。その中に、慢性的な炎症や周囲の細胞のがん化を引き起こすものがあるのです。】(佐谷教授)